部屋の灯りと印象
こんにちは。宮越です。
先日ジュープラスのメンバー+大工さんで、大昔の建築から現代の建築まで
目で見て触れて感じる県内ツアーをしてきました!!
その中でも個人的に印象的だったのが、朝日町歴史公園にある管理棟でした。
その管理棟になっている旧川上家は、江戸時代の中頃に宿場町であった泊町に建てられた町屋を復元した建物だそうです。
土間やいろり、帳場があり当時の歴史情緒をたっぷりと感じる事ができます。(ネットより引用)
建物内に入るとなんとも言えないノスタルジック!!!
私は江戸時代を生きた人間ではないし、町屋に縁もありませんが、
なぜか落ち着く、ホッとする室内になっています。
日本人なのだな~と実感。
家の中をぐるぐると探索すると、照明器具がレトロで大興奮!!!
小さい照明器具がぽつぽつと釣り下がっているだけなのに
外からの灯りが障子からたくさん入るためか、陰気な感じがしません。
むしろ、その薄暗さが全体の雰囲気を出していて、
ゆったりとくつろぎたくなるような、そんな気持ちにさせてくれます。
部屋の中が暗めなので、窓から見る風景がくっきりと切り取られ
それがまた、美しいなあと感じました。
ふと、私達の家づくりはどうなのだろうと振り返ると
明るさ重視で、少し照明器具に頼りすぎているような気がしました。
もちろん、好みはそれぞれにあると思います。
家全体が満遍なく明るいほうが良いと感じる人
自然光を利用して陰と陽のバランスを楽しみたい人
間接照明をたくさん使って、リゾートのようにしたい人
そのイメージによって照明計画は変わってくるし
家の印象も大きく変わります。
今回、古い建築を見ることで照明器具の使い方に
もっと工夫をしていきたいなぁと改めて感じました。