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こだわりの家づくりについて熱く語る

2020年2月24日

床暖房をお薦めしない理由

僕が最初に住んだ自邸は天井・壁・床に50mm~100mm程度のグラスウール断熱材の入った家でした。冬は寒く、足元は常に冷え冷えでした。リビングに隣接した和室は、冬は寒くて絶対にふすまを開けれれない状態でした。笑

2件目の家は1件目の家の反省から、温水式床暖房を採用しました。朝5時ぐらいにタイマー設定するとリビングは7時ぐらいにはとても温かく快適な温度になっていました。夕方もタイマー設定し、夜も快適に過ごせました。その後、リフォームしましたが、床暖房はすべて撤去しました。その理由は。。。

①休日は朝から1日中床暖房を付けっ放しにしていましたが、のどが渇き午前中だけでスポーツ飲料を2L飲むくらい乾燥します。寝室にも床暖房があり、弱く運転していましたが、のどが渇き夜中に何度も水分を取らなくてはいけませんでした。

②僕の家の温水式の床暖房は灯油ボイラーが熱源でしたが、燃料費がかかりすぎて、他の部屋の温風ヒーター用の灯油代を含めると、冬場は3万円を超えていました。

「それでもあの時代は快適だった」という印象が残ればいいのですが、僕の脳裏には「寒かった」という印象しか残っていません。

床暖房で部屋全体を温めるには温水パネルの埋設率は70%必要です。これを守れば部屋は暖かくなりますが、時間が経つと暖かくなりすぎて、のどが渇いたりします。つまり、1日中快適を保つ事が苦手な暖房機器だと言えます。

埋設率70%を切ると、部屋全体は温まらず、足元だけが暖かいという状態になります。足元が温かくて顔が冷たいと、快適に感じる一方で、体は温かいのか寒いのか判断がつかない、つまり自律神経失調症になります。ジュープラスの事務所の朝は寒くて電気式赤外線暖房器を足元に付けているのですが、しばらくすると体は寒いのに脇汗をかく日があります。これが一種の自律神経失調症です。これが長く続けば対象を崩します。床暖房はこんな性質を持っています。

2020年2月18日

後継者

何故か今年に入ってお客様から「後継者は?」と聞かれることが多くなりました。

後継者問題の前に、考えなければいけないことがあります。

家づくりの基本は、

①建築士が設計する。

②設計事務所が役所へ申請する。

③施工会社が施工する。

④施工監理者が監理する(設計図書通りに施工されているか監理する)。

という流れになります。

しかし、今の住宅業界は「住宅会社がすべてをやっている」という風になっています。ですから、ジュープラス大丈夫かな?みたいな表現になってしまいます。本来は一番責任を取らないといけないのは、「建築士」となります。施工に関しては「施工監理者」が責任を取るという事になります。一色単に「この会社は大手だから大丈夫」という意味ではありません。現に、国交省は毎月のようにHPで違反行為により業務停止等の罰則を受けた建築士の名前を公表していますが、意外と大手勤務の建築士の違反が多いです。

その家大丈夫?という事になります。

20年後のアフターは大丈夫?

20年後はその家を設計した建築士が亡くなっているかも知れませんよね。大事なのは設計図書がしっかり残っているかどうかです。しかし、リフォーム工事の場合、ほとんどの家で設計図書は残っていないのに各社対応しています。つまり、現場調査すればほとんど対応可なのです。我が社は30年後50年後のメンテナンス費用を概算で出しています。計画を事前にある程度立てておくことのほうが最も重要です。

若い方にお聞きします。同級生で建設業に就職し、職人になった方はいますか? 「そういえばいません」と返ってきます。今、建設業界は危機的です。若い人が入ってきません。どんなに大手さんでも、外注先の専門工事店(大工さんや電気屋さんなど)に人が入ってこなければ、アフター工事はできません。そこで政府は外国人に門徒を広げました。このままいくと、20年後の30年後50年後は外国人の方々にアフター工事をしてもらうことになります。そんなことで本当に大丈夫なのかすごく不安になります。

そこで我が社は職人の学校を開校する計画を持っています。若者が参入しやすい社会を創ります。

僕は53歳。矢沢永吉が引退する歳まで頑張ろうと思っています。矢沢永吉70歳、いまだに現役バリバリです。もし、75歳で引退されるのであれば、僕も75歳までと思っています(食事など、健康管理はものすごく気を使っています)。そう考えるとまだ20年あります。もし、60歳で引退を考えている人がいるとしたら、その人が40歳のに「後継者大丈夫ですか?」と聞いているようなものですね。昨日まで30代の人に「将来大丈夫?」っておかしな質問です。(笑)

我が社は後継者を社内で出そうと考えています。しっかりとした教育をしなければいけませんね。

2020年2月14日

健康住宅

健康に不安な人はどのような家を建てればいいのでしょうか?

住環境で健康に害をもたらすものといえば、シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドという化学物質です。近代建築は新建材から発生する化学物質でシックハウス規制が整備されました。建材の☆☆☆☆(フォースター)認定、24時間換気の義務化です。これによりシックハウス問題は終息しつつありましたが、近年の高気密化により、またシックハウスが増えてきたそうです。

千葉大学予防医学センター 健康都市・空間デザイン学分野特任准教授 鈴木規道先生ttps://htonline.sohjusha.co.jp/572-032/をご覧ください。

しっかり建築に向き合っている人(ビルダー)は、シックハウスが増えていることに対してある程度予測できていたはずです。機械換気以外の対策をやっているはずです。

また、建材の☆☆☆☆認定は室温25℃、湿度50%で測定しているそうです。室内の窓際などはもっと高温になりますし、壁内は湿度50%を確実に超えます。☆☆☆☆健在だからと言って安心できません。

次に室内のCO2濃度です。建築基準法では1,000PPM以下とされていますが、それを換気システムだけでクリアーできるとは限りません。CO2濃度が上がると、眠気、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出てきます。十分な対策が必要です。僕の体はCO2濃度に敏感でして、車でもエアコンをフレッシュエアーが入る状態のしても、窓を開けないと運転できません。乗り物や学校など人が多いところで眠くなるのは、CO2濃度が高いからです。これも機械換気だけでは対策しているとは言えません。

次にカビです。特に北陸の気候は高温多湿です。一般的に考えられている工法では、壁内結露を起こしてしまいます。丸谷先生の実験計測で、壁内の相対湿度が90%になっていることがわかりました。壁内の湿度が高くなると腐朽菌が発生します。腐朽菌は木材などを腐らせます。そしてカビが発生します。そのカビはビニールクロスで覆われていますのですぐには室内表面に出てきません。数年から10数年後、カビは一気に表面に出てきます。その時はもう遅いです。すでに10数年間カビの胞子を人は吸い込んでいます。近年、アレルギーの人が多いのはこのせいではないかと思っています。

大きく取り上げると以上のような感じです。健康をうたっているビルダーさんに問いかけてみてください。シックハウスについては、☆☆☆☆建材と24時間換気を付けていますので。。。と返ってきたところは危険。CO2濃度については答えられないはず。壁内結露対策は、断熱材が入っていますから大丈夫です。と返ってくるはずです。壁内などに断熱材を入れると内外温度差が発生しますから、必ずどこかで結露します。その対策は??? 

表面仕上げに珪藻土などの自然素材を使ったり、建材にボンドなどを使っていないから健康住宅です。これも僕が上記に書いた事の対策にはなっていません。

では、どうすればいいのか? 壁内を昔の土壁のように、透湿、呼吸させるしか方法はありません。そして表面は自然素材など透湿する材料で仕上げます。この技術はとても文章で書けませんので、是非お問い合わせください。これらは建築家 丸谷 博男先生のそらどまの家の技術の一部です。

健康に不安がある人が、壁内が呼吸する家に住むと、ものすごく感謝していただけます。こちらもうれしくなります。

2020年2月11日

断熱改修(リフォーム)

最近、断熱改修が増えてきました。現在施工中が2件、プラン中が1件あります。1件は1階のみの改修で断熱性を確保します。その他2件は全面改修です。

1件目の1階のみで断熱性を確保する家は鉄骨住宅です。壁をはぐると50mmのグラスウールが入っていました。鉄骨住宅は鉄骨が冷えると物凄く寒い家になります。今までの体感温度を想像すると可哀そうなくらいです。ここは外壁を触りませんので内壁側で断熱することになります。床面は床下に断熱材を入れ、天井面には天井裏に断熱材を入れます。サッシはすべて樹脂サッシに変えます。耐震補強も行います。ジュープラスの新築住宅の断熱性の70%ほどを目指しています。

2件目はツーバイフォー住宅です。壁をはぐるとここもグラスウール50mmでした。壁内結露はありません。どこも床断熱はダレ下がって全く効果を発揮していません。ほぼ無断熱と同じ寒さだったと思います。ここは床下にコンクリートを流し込み、基礎断熱にします。基礎断熱にすることで輻射の効いた全館空調を取り入れる事が出来ます。ペットを飼っておられるので、全館空調は有効的です。ここはフルリフォームですから、ジュープラスの新築の断熱性とほぼ同じの断熱性を目指しています。

3件目は今から購入する中古住宅です。ちらっとしか見ていませんが、築46年のおそらく木造在来工法です。購入者はその地が気に入り、購入したいという事が前提です。リフォーム可能かどうかを見に行きました。見どころは、構造はそれに合わせたリフォームプランを立てればいいのでどうでもよく、問題は基礎の状態、壁内結露の状態、屋根は変えない予定ですので雨漏りがあるかどうかです。お風呂とトイレは昔のコンクリートにタイル張りという工法でしたので、おそらくシロアリにやられています。やられていても木材を交換すればいいので、それほど問題ではありません。もし解体して今シロアリがいれば駆除すればいいだけです。不動産会社さんは解体する前提で販売しておられましたが、僕の見立ては解体の必要なしです。ここも基礎断熱+全館空調を採用予定です。

ここの腕の見せ所は、日射をどうやって取り入れたり遮ったりするかです。街中物件なので南北に隣家があり、南からの日射がゼロ。東面は1階と2階から日射が入ってきます。西面は2階のみの日射です。これらを夏以外は取り入れ、夏は遮る。日射を遮り光を取り入れやすい北面も隣家がありますから、東西で勝負です。その光と熱を全館空調と換気システムの3つをミックスさせ、最大限の快適さを確保します。今は入ると薄暗くじめっとした感じです。それがここまで!と感動していただきます。

ここのもう一つのテーマはローコストです。サッシは変えずに障子で断熱性を確保します。外装はいじらないので輻射シートは使いずらいので、内装仕上げは自然素材にして蓄熱性を上げ、輻射効果を最大限に発揮させる予定です。日射のコントロールと内装の蓄熱がうまくいけば快適空間の出来上がりです。

ここは完成したら見学会を行います。リフォーム価格も公表予定です。4月末の完成を目指していますので、ご興味のある方はお楽しみに!

2020年2月11日

断熱第一人者への道のり

僕が建築士になった時、「断熱については富山県一の建築士になろう!」と自分に誓いました。

国外の建築に興味を持ち、色々知ると、日本の断熱レベルは先進国最低だという事に気づきました。これからの住宅は絶対に断熱を強化しないといけないと思いました。

道のり1〈気密性能を上げる〉

断熱を強化するという事は、まず最初にやらなければいけないことが、①気密性能を上げる。②結露対策を講じる。でした。 国は2020年に「断熱性能の基準を上げ、すべての住宅に断熱性能を表示する事を義務づける」という施策を直前に中止しました。建築士やビルダーの知識とレベルが上がらないからだと思います。断熱性能も気密性能も、ある程度は上がって来ましたが、世界に追いつけという程ではありません。

気密性能を上げる事にしたのですが、色々調べ検討した結果、充填断熱で気密性能を上げる事にしました。外張り断熱だと簡単に気密性能を上げる事が出来ることがわかりましたが、透湿などの結露対策、呼吸する壁、将来の付加断熱などを考えると、絶対に充填断熱になりました。しかし、充填断熱で気密性能を上げるのは至難の業です。大工さんなど関係者を集めて何度も会議しましたし、実際の家でのチャレンジも色々やりました。僕たちが気密にチャレンジした時代はすごく早かったので、お客様は気密を求めていません。説明して独自にやらせて頂きました。気密性能はご存じのようにC値で表します。何もしない状態で一度計測してみたら、なんとC値2.3だったと思います。今のジュープラスの家は悪くても0.3。良くて0.1を切りますので、2.3は今から思うとすごい数値です。でも、ここまで来るのにやはり数年かかっています。大工さんを初め、みんなの努力の結晶です。

道のり2〈結露対策〉

色々やっていくうちに、断熱性能と気密性能を上げると、結露対策が絶対に必要だという事に気が付きました。(この結露対策は僕の見た所、県内では未だに誰もやっていません)

でも、どうやってそんな家を造る(設計する)のか? 調べても前例が無く、考えても確証が持てませんでした。もう、誰かに教えてもらうしかありませんでした。

通信制の建築大学への入学も考えましたが、どこも一般知識しか教えていませんでした。

調べに調べ、辿り着いたのが 建築家の丸谷博男先生した。

丸谷先生の門を叩き、学び、体験し、視察し、対話をしました。先生の周りの専門分野のエキスパートの方々とも積極的に交流しました。腹の底から理解し、実際の建築に落とし込むのに数年かかりました。

結露対策は外壁の外側・内側、屋根面の外側・内側の4か所で必要になります。床面はジュープラスの場合基礎断熱なので必要ありません。この結露対策は、高温低温多湿な北陸の気候で、どこのビルダーも外壁の外側しかやっていません。丸谷先生に理屈を教えていただいても、実際の建築に落とし込むには時間がかかりました。これも大工さんと現場でああだこうだと、色々打ち合わせ、議論、実験をしました。簡単ではありませんでした。

道のり3〈輻射熱の利用調〉

日本の断熱性能はUa値という値で示されます。当初僕もUa値を上げる事ばかりを意識していましたが、色々やっていくうちに、Ua値がいい=暖かい家ではないことに気が付きました。この輻射熱がややこしい。今、これを書きながら当然暖房をしていますが、空気が温まっての暖かささなのか輻射熱も交じってるのか? 丸谷先生の実建築物や京都のお寺など、色々な場所へ出向き、自分が体感で分かるようになるまでに1年はかかりました。自分の体感で分からないと、実際に建てた家が空気の暖かさなのか、本当に輻射熱の暖かさなのか、判断できませんから。。。 文章にすると短いですが、この1年は常に感性を研ぎ澄ませ続けなければいけませんでしたから、すごく大変でした。

道のり4〈全館空調〉

高気密高断熱でかつ、結露対策を講じていて、輻射の効いた家ができると、次は冷暖房を効率良く家中にまわす事を考えます。家という箱に暖房などの熱エネルギーを入れれば暖かい家になります。断熱性能=熱が逃げる量と同じ熱エネルギーを入れ続ければ室温はキープするわけですから、計算上は簡単です。しかし、家には間仕切りがあり部屋があります。満遍なく各部屋に熱エネルギーをまわすのはそう簡単ではありません。当初、エアコン1台で換気システムの気流を利用した仕組みを考え導入しました。これは高性能なエアコンと換気システムで50万円~60万円程で出来ましたが、何件かやってみて夏の2階が思ったほど涼しくならないという事がわかりました。次に全館空調のメーカーシステムを導入しました。効率はいいのすが、機械が大きすぎて色々デメリットも感じました。イニシャルコストも200万円ぐらいでした。もっと安く、もっとメンテナンスしやすい仕組みを考えよう!ということで、オリジナルな全館空調の開発が始まりました。

2年以上かかりましたが、100万円ほどで出来る全館空調が完成しました。「エアーD」と名付け、特許も申請しました。

近年色々頑張った結果、今の僕は断熱・結露・通気・透湿・長期メンテナンスフリー、体感が暖かい(涼しい)家というワードで富山県一の建築士になれたと自負しています。言いすぎかな?  でも、他の建築関係の方々から少しずつそう言われるようににもなってきました。うれしい事です。 

2020年2月 4日

やっぱり体感温度

2月1日2日は滑川市で完成見学会を開催しました。

1日の午前中は、昨夜全館空調のスイッチを入れたばかりなので少し涼しい感じがしました。午後から天気が良く日差しが強かったせいで、室内は急に暖かくなりました。(パッシブデザイン設計を心がけていますので、この季節は太陽光を取り入れることができます)

2日はずーっとエアコンを稼働させていたおかげで、朝から快適でした。この日も午後から好天で日が差し、なんと午後の1時から3時ごろまでリビングの掃き出し窓と和室の窓を開けなくては暑く感じるほどでした。

室温は23℃ほどです。

SNS等で他社さんが、温度計で室温や、赤外線温度計で床面などの表面温度を公表しているのを見かけます。みなさん概ね25℃で公表しておられます。逆に言うと、25℃にならないと暖かく感じないのだと思います。この2度の差が、輻射熱の利用があるかないかの違いです。

2℃違うと、もちろん省エネ効果もありますが、それ以上に体感による快適度が全く違います。輻射熱で体感温度が上がっていると、一時的に窓を開けて室温を下げても、体感温度は急には下がりません。寒く感じないのです。冷たい風が心地よく感じます。

そこへちょうど3年前に建てて頂いたOB家族さんが遊びに来てくれました。断熱性能はその家とこの家は同じです。ですがこちらは窓を開けています。3年前は輻射熱まで気が付いていませんから、普通の高気密高断熱住宅でした。今はプラス輻射熱です。住んでいる方が一番理解してくれます。

何度も言いますが、ZEHだから暖かいではないですよ!

高気密高断熱だから暖かいではないですよ!

高気密高断熱で先頭を走ってきた我が社だから言える話です。

今回の見学会はすごいお客様でした。入場制限しなかったのでしっかり説明できず、反省しています。

という事で、次回は2月16日(日) 1日限りの予約制見学会となります。場所は太閤山付近です。詳細は今週末にHPに公開しますので、ご確認ください。冬にしか体感できないチャンスです。

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