President-Blog社長ブログ

社長ブログ

こだわりの家づくりについて熱く語る

全館空調開発(特許出願中)

2019年8月17日 06:34

 高気密高断熱住宅を手がけると、次に求めるのが「全室快適」となるのは当然のように思います。

 断熱性能は内外温度差が1℃あるときに熱が逃げる値です。Ua値はそれを外皮で割ったもの、一昔使っていたQ値は床面積で割った値です。ちょっと話はそれるかも知れませんが、住宅の建築では坪いくらと表現されることがあります。これは一概には言えない理由を少し説明します。例えば1辺が10mの真四角の建物の床面積は100㎡。壁面の長さは10×4=40mとなります。5×20ではどうでしょうか。床面積は同じ100㎡ですが、壁面の長さは5+5+20+20=50mとなります。同じ100㎡の建物でも、内外の壁面は違ってきます。これが坪単価で一概に言えない理由の一つです。最近、Ua値という外皮で割った値が採用され出したのもこんな理由だと思います。

 話を戻し、熱が逃げる数値を計算できるわけですから、冷暖房に必要な能力も簡易計算できます。例えば真冬の外気温0℃の時に室内を23度で快適に暮らしたいとすれば何キロワットの能力の暖房機器が必要なのかが計算できます。エアコンなどの表示に何帖用と書かれている数字よりも正確ですよ。(笑) ジュープラスでよく建てるUa値0.4前後であれば、4Kw~5.6Kwのエアコン1台で真冬でも23℃を全室キープできます。問題は壁で仕切られた各空間の空気をどうやってかき回すかです。これが出来れば全館空調の出来上がりなのですが、そう簡単ではありません。開発の日々が続きました。

 開発で絶対に外せなかったのが、①市販のエアコンでやる。(壊れた時の対応が早い)②エアコン2台でやる(1台壊れても、修理までにそんなに不自由なく暮らせる)③100万円以下で導入できる(5LDKの家に全室エアコンを導入するのと同じ金額) (*夏冬1日中付けている電気料金は家の断熱性能と地域の平均気温などに左右されます)

 思い立ってから2年か3年かかったような気がします。開発コストもかなり。。。 我が家を断熱改修して、素行錯誤。。。そんな感じです。そしてついに完成!7月に特許出願しました。 僕もかなり床下や天井裏に潜り込みました。100万円で出来て、市販のエアコン2台(夏用、冬用です)あるので故障にも強い、将来交換時もお手軽にできる。僕の調べでは世の中に全館空調はたくさんありますが、こんなコンセプトを持っているのは我が社の全館空調のみだと思います。(ちなみに我が家では真冬に薄での掛け布団1枚で生活しています。)

 名付けて、「全館空調エアーD」です。空気をデザインするという意味です。今後、同業の方にも格安でノウハウ販売したいと思います。お気軽にお問い合わせ下さい。

 最後に、エアーDに限らず空調機の効きや電気料金には窓の配置の仕方や性能がネックになります。次回は同じUa値でも快適な家とそうでない家について書こうかな。。。

pagetop