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こだわりの家づくりについて熱く語る

家づくりに対する、考えと深さ

2019年9月 1日 15:56

こんにちは、先週は出張続きでした。大阪方面と東京でした。

今回は大阪での話をします。

 今回の出張は、全国から工務店の経営者が集って行われる定期勉強会&情報交換会みたいな会でした。2日間の勉強会で僕の持ち時間の事を話します。「今、富山では築30年の家は壊されています。皆さんの地域はいかがですか?」。(少しざわざわ) 「そんなこと無いけど」と一人が言うと、うんうんとみんながうなずきました。そうなのか、と思った僕は「富山では土地を探す場合、築30年の家が建っていると、売主負担で壊して更地渡しにしないと売れないんですよ」と言うと、今度は「それはうちの地域もそれは一緒だ」。まわりはうんうんとうなずく。「じゃぁ、30年で壊されているんじゃないのですか?」と言うと、「そっか」、そんな感じでした。つまり、みなさん築30年で壊されていることに気がついていない、気にならない感じでした。これには驚きました。

続けて発言。「壊されている理由は、富山の場合、1年を通して湿度が高い地域です。結露してカビが生え、腐っています。デザインも古い。簡単に言えばそんな感じでしょうか」「それなのに、最近の家も全国的に30年前となんら変わらない建て方をしていますよね。デザインも最新ばかり追っていると古いデザインになってしまいますよね。これって問題だと思いませんか?」というと、 ある方は「30年前は床下は土がまる出しで防湿コンクリートも打ってないし。最近はコンクリート打って、お風呂もユニットバスだから腐るわけ無いよね。30年前とまったく違う建て方になってるよ」。 まわりも、うんうんうなずいていました。(何言ってんだ(怒)といった感じでした) これ以上言っても議論にならないと思い、話をやめました。

 

 さて、今から家を建てる方は気になりますよね。僕はこう思います。日本の住宅は夏涼しい家を何百年も建ててきました。その技術はあります。しかし、60年ぐらい前から断熱材が入ったりして、冬暖かい家に変化してきました。その変化の過程の中で、途中から基礎が採用されました。(昔は石積み)基礎は布基礎と呼ばれる方法です。床下にコンクリートを打設するかは任意です。採用された当初は床下は土のままでした。その後、コンクリートがされるようになってきて、さらに最近はベタ基礎と言われる床面(土の上)と一体のものに変化してきました。壁もそうですが、解放性(透湿性)のあるものから、近代建築はだんだんと閉じる工法に変化していっています。閉じると空気と湿度のコントロールが難しくなります。簡単に言うと、床下の湿気はコンクリートによって上がりにくくなっているかもしれませんが、逆に湿った空気が抜けにくくなったので、床が腐ると言う現象が起きているものと考えられます。もう一つ、当時最新の工法を取り入れて床に断熱材を入れた家は、結露による腐食も考えられます。(この当りの議論をしたかったのですが。。。)

 30年以上前の家の床下はスカスカです。風が思いっきり抜けていきます。ユニットバスもありません。ですがそんな風の通る家は全然腐っていません。(でも、隙間風で寒いです)  このように、プロであればちょと考えれば分かるような話ですが、皆さんの普段の建築に対する考え方や浅さを感じました。もっと、みんなで日本の家づくりを本気になりたいものです。売れる家をつくっても仕方がありません。いい家をつくらないと。。。高度成長期以降、30年しかもたない家による経済損失を日経BPでは500兆円と試算しています。このままでは損失は止められません。

 ちなみに、時代は基礎が採用され出してから、風窓と言われる通気穴を付ける様になりました。それでは隅の通気が悪いということで、基礎パッキンという方法が主流になりました。これも平面的に考えると通気ムラは無いのですか、立体的に考えると風のムラがあります。(基礎の上部は通気するが、地面に近いところや隅は淀む)ですからだんだんと基礎断熱を採用するビルダーが増えてきました。ジュープラスもこの工法です。

*基礎断熱にして床下エアコンの冷房は結露を起こすので、絶対にやめましょう。

*床つながりでよく言われる、床暖房。これは自律神経失調症になりやすくなります。床暖房は断熱のそんなに良くない時代の救世主でしたが、今の高断熱住宅には全然必要ありません。

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