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こだわりの家づくりについて熱く語る

輻射熱を知ろう!

2019年9月 6日 15:58

 住宅などの建物の断熱をするときは、熱の伝わり方をすべて考えなければいけません。熱の伝わり方とは①伝導、②対流、③放射の3つがあります。①の伝導とは、物から物への熱移動の事を言います。熱は必ず暖かいところから低い所へ移動します。一方通行です。冬に冷たいものを触ったら手が冷たくなりますが、冷たさが手に移ったのではなく、手の熱が冷たいものへ移動し奪われたという事です。②の対流は暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動する原理です。例えば家の壁などの断熱を強化しても窓の性能が低いとコールドドラフトという現象が起きます。これは部屋の暖かい空気が窓ガラスで冷やされ、冷たくなった空気が床下へ移動(対流)して足元が寒いという悪循環が起きる事があります。

 

 日本の住宅は何故かこの①伝導と②対流のみ行われてきました。日本の住宅に断熱材が入るようになってまだ数十年です。断熱材を入れればそこそこ暖かくなるので、それ以上の検討がなされてこなかったものと考えます。

 わが師匠、丸谷博男先生によると、断熱の50%は伝導と対流、残りの50%は放射(輻射)だそうです。温度計で性能を決めるのであれば伝導と対流でいいのですが、体感温度を重視すると放射(輻射)を取り入れなければいけません

 輻射を考えると断熱材選びが違った視点になります。単に熱を遮ればいいから、輻射させるために断熱材を選ぶに変わります。輻射する断熱材とは蓄熱する断熱材です。つまり熱容量の大きなものを選んだほうがいいという事になります。熱容量と調湿透湿を考えるとウッドファイバーが一番優れているという丸谷先生の大学での実験結果が出ています。(「そらどまの家」という本に載っています。) しかし、ウッドファイバーはまだまだ一般的ではないのでコストや運送、施工と言う面でいくつか問題があります。そこで次に性能がいいセルロースファイバーをお勧めします。また、ウッドファイバーより優れている点があります。「隙間」です。断熱材を入れるときに隙間が5%あったら56%の断熱効果しか発揮できないと言われています。その点、セルロースファイバーは吹き込みなので、隙間が出る心配がありません。

蓄熱された断熱材は夏はエアコンの風を抑えても涼しく感じ、冬もまわりから包み込むような温かさを感じられます。このように放射という技術を取り入れた家は、今まで体感したことが無い快適さが得られます。ジュープラスでは屋根面、外壁面に輻射シートを貼ることをお勧めし、輻射熱の原理を利用した全館空調「エアーD」の設置をお勧めします。

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