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こだわりの家づくりについて熱く語る

パッシブとアクティブの融合

2020年1月20日 06:34

パッシブをググると、「受動態」「自分からは積極的に働きかけないさま。受動的。消極的。」と書かれていました。反対語に「アクティブ」とも書かれていました。

アクティブをググると、「能動態」「自分から進んで働きかけるさま。活動的。積極的。能動的。」と書かれています。

これを建築に当てはめると、「パッシブ」は太陽や風などの自然などの自然エネルギーを最大限利用し、環境と親和して建てる方法と言う意味になります。それに対し「アクティブ」は反対用語ですから自然に逆らい、機械で住環境を整備するという事になります。江戸時代など昔の家は機械やビニールなどないのですから、オールパッシブですね。近代化された近年は、エアコンやストーブなどの熱源や、24時間計画換気などが義務付けられていますので、アクティブは法的にも外せません。

昔の家の知恵は、熱を遮ったり、水を吸わせる自然素材(例えばかやぶき屋根や土壁など)で気化熱を利用したり、自然素材で蓄熱させたり、パッシブ技術だらけで、夏冬をしのいできました。高度成長期からそれらを忘れた建築様式と電気製品(エアコンや換気扇)の組み合わせばかりの技術開発になっていきました。結果、ある程度の快適さが得られ、消費エネルギーも多くなっていきました。

科学でつくったボンドだらけの建材やビニール系素材でつくる家にの「快適」には限界があります。使用する消費エネルギーもこれ以上増やすわけにはいきません。そこでまだまだごく一部の研究者の間で言われだしたのが、パッシブです。軒を大きく出したり、庇を付けて日射を遮る。通風により体熱を下げ(気化熱)建物の内部熱を廃熱する。自然素材を多く使い室内に蓄熱させる。東西南北をしっかり考え、風向を読む。外構はコンクリートだらけにしない。などが基本的なパッシブデザイン住宅となります。

〈パッシブとアクティブの融合が最も効果的〉

近年のアクティブに頼りすぎる住宅は、体感による快適さを失ってきています。例えば、室温が25度以上なのに足元が寒い。こんな状態は事務所などでは当たり前になりすぎています。パッシブを取り入れると室温23度なのに暖かいという風になります。つまり使用するエネルギー量も減り、省エネにもつながります。これはブログでは書ききれません。口で説明するか、見学会などで体感してもらうのが一番です。よく、見学会やモデルハウスは1時間以上滞在してくださいと僕は言いますが、床暖房などは1時間では暖かさしか感じられず、暮らしてみてやっとわかります。ちなみに我が家は15年前に床暖房を採用しましたが、その後のリフォームで取り外しました。アクティブだけでは本当の快適を手に入れることができなかった証拠です。

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