富山の注文住宅 長期優良住宅・ZEHの前にやるべきこと

富山の注文住宅 長期優良住宅・ZEHの前にやるべきこと

富山の注文住宅 長期優良住宅・ZEHの前にやるべきこと

2023年02月11日
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お客様からよく聞く話ですが、ジュープラスに来られるお客様は、圧倒的に性能を求めて来られます。

その中でも、長期優良住宅が最高に温熱環境もいいと思っておられる方が多いです。

ZEHだから温熱環境がいいと思っておられる方も多いです。

ZHE元年と言われている数年前、断熱の物差しがQ値からUa値に変わった頃の話です。県内のZEH申請数は30棟でした。その内〇友ホームさんが11棟、ジュープラスが9棟、残りは1棟ずつが10社だったそうです。1位の会社は年間に多くの棟数を建てていますのでさすがです。我が社は年間13棟~15棟の会社ですから、その内の9棟というのは高気密高断熱を早くからやってきた証だと思います。なぜ9棟もできたかと言えば、いつも建てている仕様に太陽光発電を載せればZEHになった、という事だからです。

国が決めた新しい基準Ua値、そしてZHEH。

僕は期待しました。これで日本の住宅も北欧並みの性能になると。。。

 

結果は、とにかく夏が暑い。。。

 

なぜ?

 

そこからさらに勉強しました。日本の断熱基準はとても簡易的な計算方法でした。

冬の暖房費は夏の冷房費の約7倍。つまり、国は冬に暖かければいいだろうと言う発想だったのです。

 

夏に暑い理由は窓でした。遮熱トリプルガラスを通して、直射日光が入ってきます。高気密高断熱の家の直射日光は、家の中に熱をこもらせてしまいます。夏に窓から入る直射日光をさえぎるには、外側にブラインドや雨戸みたいものを付けるか、軒を大きく出してさえぎるかしかありません。最高の温熱環境を創るには、南面の軒を下げ大きく出す。東西面は雨戸のようなものを付ける。これをやらないと実現しません。

 

長期優良住宅やZEHだからいいと言うものではなく、その前にやらなくてはいけないことは、パッシブなデザインで設計するという事です。